青色LEDノーベル物理学賞 「赤色」でなく「青色」であったワケ by 竹内 薫2014/11/24 15:47

今日図書館でたまたま手にした中央公論12月号に上記タイトルで今回の物理学賞受賞の成り行きを考察した記事が掲載されていた. 発光ダイオードの物理ということであれば,この分野で多大の先駆的業績のあるホロニアック教授,西沢先生,そいて赤崎教授の受賞が妥当であろう. しかし青色LEDに限定したことで,ホロニアック教授,西沢先生は受賞の対象外になってしまった.そのへんの事情を述べ,今回のノーベル賞は考えさせらたと述懐している.また,ノーベル賞受賞者のみに世間の耳目が過剰に集まることへの危険性も指摘している.

西沢先生が受賞者でなかったことで弟子の加藤君が問題視していましたが,われわれも何故と不思議に思っていました. この記事によりノーベル賞選考の様子がそんなことだろうとわかったような気がします. 3方のノーベル賞受賞は素直に喜ぶべきですが,過度に受賞者のみが注目される風潮は改めるべきと思います.

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