ロシア旅行記 by 志村2010/09/20 12:18

志村兄から「ロシア旅行記」が届きましたのでUPしました.
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                        ロシア旅行記


平成22年8月20日〜27日にロシアに行ってきました。その時の感想を書きます。
お手すきのときにお読み下さい。

私達が行った所はサンクト・ペテルブルクとモスクワが主体で下記のところを見てきました。

1.サンクト・ペテルブルク
  聖イサク寺院、血の教会、青銅の騎士像、
  エルミタージュ美術館、宮殿前広場、
  エカテリーナ宮殿、ピョートル大帝夏の宮殿の庭園観光、
  パヴロフスク宮殿観光、バレエ:白鳥の湖、
  ロシア美術館観光と運河クルーズ
2.モスクワ
  クレムリンのウスペンスキー寺院、赤の広場、
  聖ワシリー寺院、グム百貨店、ノヴォデヴィッチ修道院、
  モスクワ大学
3.セルギェフポサード
  トロイツェ・セルギェフ大修道院
4.スズダリ
  スパソ・エフフィミエフ修道院、
  ロジェストヴェンスキー寺院
5.ウラジーミル
  黄金の門、ウスペンスキー寺院

今回の旅行で感じた事は次のような事です。

(1)共産主義のソ連からペレストロイカでロシアになって、約20年が経過しているが、ロシアの人々の中には、前の共産主義社会の方が良かったと考えている人々が結構沢山いるのだという事をロシア人ガイドは言っていた。

(2)今回訪れた所は宮殿や寺院、修道院が多いが、これらはかってソ連時代には、一貫して弾圧を受け、多くの聖堂が破壊されたり、多数の聖職者などが虐殺され、甚大な被害を受けた。
その後、復活を遂げ、建物は修復され、現在は貴重な観光資源になっている。

(3)旅行の出発前にロシアでは今年は140年前に観測が始まって以来の最高気温を記録する
熱波が襲い、干ばつの被害、森林火災で相当の被害が出ている‥‥というニュースが報道された。
大分心配したが、幸い私たちが出発した頃にはおさまっていた。私達が行った頃は、ロシアは、朝晩は一寸寒いと感じるほどの涼しさになっていた。
観光中、森林火災があった所がバスから見えたが、もう発火するような温度ではなくなっていた。
ところが、日本に帰ったら、日本はまだ物凄い暑さがそのまま続いていたので、びっくりした。

(4)サンクト・ペテルブルクやモスクワでは道路は広いが、平日は仕事の車が多くて渋滞し、いつも観光の終了は真夜中の12時頃になった。走っている車の中に、結構日本車を多く見かけた。
逆に、土曜、日曜は仕事の車が走っていないので、道路は空いていて、予定より速く目的地に到着してしまう。時間が余ってしまうので、予定になかった所を案内してくれたりした。

(5)セルギエフポサードでトロイツェ・セルギエフ大修道院を見学後に我々のグループの人数点呼を
している時、日本人の修道士が我々に話しかけてきた。日本語を聞いて懐かしく思ったとの事である。
案内のロシア人ガイドもここに日本人の修道士がいるという話は聞いていたそうだが、会うのは今回始めてとの事であった。

(6)日本にたとえるとサンクト・ペテルブルクは京都、モスクワは東京に相当する。しかし日本と違うのはサンクト・ペテルブルクの人はモスクワで仕事が出来ないシステムになっているそうです。
サンクト・ペテルブルクの人がどうしてもモスクワで仕事をしなければならない時にはモスクワの女性と偽装結婚するのだそうです。そして、仕事が順調にいき、仕事を続けられる権利を得た段階で離婚するのだそうです。

ロシアの人々は共産主義革命とペレストロイカという二度の大きな変革をしてきて、その過程で一時は大変激しい弾圧などがあり、多数の死者、投獄などの犠牲者を出しているが、演劇、音楽、文学などはそのまま、現在に続いてきている事に感心します。
                                                                                平成22年9月18日  志村浩道
       
                                                                          
















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