天皇陛下と安倍首相2016/08/16 09:54

8月は広島/長崎の原爆の日をはじめとして先の大戦に関連した出来事の多い月である.8日には,天皇陛下のお言葉が特別に放送された.それを受けた安倍首相のコメントも報じられた.また,昨日15日,終戦記念日の戦没者追悼式には天皇陛下のお言葉と安倍首相の式辞が報道された.天皇陛下が常に先の大戦を念頭におかれ深い反省と平和への願い,国民に寄り添う誠実なお姿に対して,安倍首相の軽さ,浅さ,不誠実さが際立って感じられた.そのような感慨を持ったのは私一人ではあるまい.8月という月は,天皇陛下と首相との人柄の違いを際立たせる月でもあったようだ.

戦前への回帰を志向する風潮が見られるこの頃,安倍首相をいただくこの国の将来の有り様が心配でならない.
折しも,戦争の悲惨さ,愚かしさを訴え続けてきた言論人が,一人また一人と他界している.この国の将来を誤らせないためにも,戦争の記憶を風化させてはならない.戦前を知るものは,戦争の悲惨さ不条理を一人でも多く戦争を知らない世代に語りつづけていく事が大切ではなかろうか.


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