産経新聞 乾編集長との話 by 相原2011/08/08 13:20

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  産経新聞 乾編集長との話


・今や日本政治はとんでもないこととなっているが、我国には非常事態へ対応する仕組みが出来ていない。このような場合国際的には軍部によるクーデターが考えられるのだが、日本では自衛隊が弱く起きえない話だ。


・菅首相を降ろすための動きがあるが、その一つは小沢一郎氏による不信任案提出だ。

一事不再理の原則は法定事項ではなく、慣例であって再度の不信任案提出は可能だ。

8/10以降に動いてくるかもしれない。但しその場合民主党を割って出ることとなる可能性があり、小沢氏は裁判を抱えているし他にも党首の成手がいないのだ。ついでだが、小沢氏の裁判は証拠不十分で無罪になる可能性が高い。


・民主党の人々は国家の3要素(領土、国民、主権)について十分認識しておらず、しかも国家をどう統治し運営していくかの基本即ち統治術を十分学んでいない。従って菅首相が代わっても民主党政治は変わらない。

・自民党でも結局同じようなもので、今の政界には国を統率していく人材がいないのだ。

これは戦後エリート教育をしてこなかったからで、菅首相だけの話ではない。従って菅が辞めても政治は変わらない。

・ただ今次震災対策については自民党であれば、官僚に丸投げするだろうから民主党より速く動くことができたかもしれない。


・旧制大学はエリートを育てる学校だった。旧制東大は国家のための政治家、官僚、学者を育てるための学校で、今の新制東大とは全く別な大学なのだ。

・また人材が輩出されないのには、社会が豊かだということもある。従って将来、今回の被災地から人材が出てくる可能性があるかもしれない。


・今日の日本政治は議会制民主主義崩壊の危機にあるのかもしれない。国民が今の政治に飽き飽きし、政治不信どころでなく日本政治は落第と見放す時、カリスマ性を持った独裁者が出てくる可能性があるかもしれない。既に大阪ではそれらしき人物が出ているし、全国的にもその傾向が出てくる可能性はある。


・国政選挙の可能性については、今実施すれば民主党過半数割れは必然で、代議士先生も失職を一番嫌っていることから選挙にはなかなかならないのではないかと思う。



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