1960年6月15日2014/06/15 20:07

54年前のこの日,安保条約強行採決に抗議する10万を超える学生民衆が国会議事堂を取り囲んでいた.警官隊との衝突のさい,東大4年の樺美智子さんは命を奪われた.当時のことを過去のブロにも書いたが,この日が来ると胸が疼く.それから50余年,先人たちは知恵をしぼり曲がりなりにも平和を保ってきた.
半世紀を過ぎて,当時の首相の孫が首相となり,憲法の精神を骨抜きにしてより国民生活を危うくする企てが進められつつあるようみえる.しかし今の若者たち,子を持つ親たちは,この状況に関心がないように見えて仕方ない.いったん事が起これば戦場に狩り出されるのは,彼らたち,彼らの子供たちなのにである.
戦火を交えるよりは知恵を搾り出して平和を維持する努力をするべきと思うのだが.そう思うのは,戦争の悲惨を知る年寄りとばかりとはいえないだろう.




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