tompei_ee_s33　 燦々会のページ その２

                                                                                            H 22．２．1

　　　      ホットパンツと寒立馬　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　相　原　孝　志　

　野暮用に出掛けるべく新幹線駅に到着したと思し召せ。しばしの余裕時間をホームのベンチに腰掛け、何気なく行き交う人々の急ぎ足を見続けていたのですが、ある瞬間やや着膨れの妙齢のご婦人の足元に目が止まったのでした。冬のことでもあり暖かそうな厚手の靴下を召されているせいか、失礼ながら太めに見えたのです。何故かその瞬間、冷たい北風にも負けず命の強さを教えてくれるあの寒立馬の姿が頭をよぎったのでした。これをきっかけに、目の前を通る人々の足元が気になってしまったのです。流石に若い女性のおみ足はスマートで足首の締まった感じが素敵です。どんな所にも絵になる場面があるもので、うっかり折角の機会を見逃してしまうのでは勿体ないことですね。

　あっそうだ、思い出したことがあるんです。何十年前だったかその年の夏、初めてアメリカに出張した時のことをです。当時、アメリカではホットパンツが流行しており、若い女性のホットパンツ姿が多く見られたのですが、ふくよかなお尻、太腿と足首にかけてキリリと引締まっていく姿は素晴らしいものでした。何時の時代でも、女性ファッションの流行は世のあらゆることに好影響を与えるのですね。「美は善」とはけだし名言です。それに引換え男性ファッションは相変わらずだと思うのですが、私だけの野暮ということなのでしょうか。ところで昨今の若い日本女性のおみ足は、外国に負けぬ素晴らしさがあるのですが、更に欲をいえば、細い足首とともに腰周りの豊かさが増せばと思うのです。それは安産型を意味し、大和民族の繁栄を思わせるからなのです。男性の皆さん如何ですか。