アンコール遺跡旅行記 by 志村 ― 2010/03/31 08:30
燦々会の皆様
春まだ浅いこの頃、皆様いかがお過ごしですか。
さて、小生、平成22年3月4日〜8日に妻の啓子と
世界遺産アンコール遺跡群探訪の旅行ツアーに
行ってきました。
その時の感想を書きます。お手すきのときにお読み下さい。
私達が行った所はカンボジアのシェムリアップで、
下記のアンコール遺跡群を見てきました。
1.アンコール遺跡群7世紀〜10世紀
ロリュオス遺跡群(プリア・コー、バコン、ロレイ)
アンコール遺跡群観光(プラサットクラヴァン、東メボン、
バンテアイスレイ)
2.プレループ遺跡からの夕日観賞
3.アンコールワットの朝日観賞
4.アンコール遺跡群11世紀〜12世紀初頭
ベンメリア遺跡観光
アンコールワット観光(第一・第二回廊のレリーフ(彫刻))
5.アンコール遺跡群12世紀初頭〜12世紀末
アンコール遺跡群観光(プリア・カン、ニャック・ポアン、
タ・プロム)
アンコール・トム観光(南大門、バイヨン、パブーオン、
ピミヤナカス、象のテラス、ライ王のテラス)
今回の旅行で感じた事は次のような事です。
(1)観光したのは、3月上旬で日本ではまだ寒い日が多く、
冬の服装ですが、カンボジアでは連日36℃を超える
気温で、完全に夏です。
(2)巨大な遺跡群をみると昔はここに巨大な王国が
存在し、このような巨大な建造物を作る技術を
持っていた事にまず驚かされます。
(3)現在のカンボジアは農業国で、国民の所得も低い。
カンボジアは雨季と乾季があり、遺跡観光が出来るのは
乾季だけで、案内してくれた現地人ガイドも乾季の今は
仕事があるが、1年の約半分の雨季には仕事がなくなる
との事。
遺跡の保存、修復には、フランスや日本など他国が
協力や援助をしている。
(4)夕日観賞と朝日観賞では、ここの遺跡群の観光に
来ている人々がほとんど一か所に集まってくるので、
観光には世界各国から来ている事がわかります。
人々が話している言語は日本語、英語、ドイツ語、
フランス語、韓国語、中国語などさまざまです。
(5)カンボジアは年中暑いので、お昼の休憩時間は長い。
公務員は昼休みは11時から午後2時までと3時間の休憩が
決まりだが仕事が少ないので、実際はもっと休んでいる
ようです。
我々も観光中、昼休みの時間を取って昼寝をしたが、
昼寝をするとすっきりして午後の活動に良い事を実感した。
(6)カンボジアでは15歳以下の子供の病院治療費は無料だ
そうです。ただし国民は貧しいので、地方から都会の
病院までのバス代などの交通費が現在は問題になっている
ようです。
住居は地方では高床式の住居になっている。雨期には雨で
地面が水浸しになる事もあるので、高床式は必要のようです。
(7)カンボジアでは子供の義務教育はない。日本人が運営している
日本語学校や他国の人が運営している学校に通っている子供も
いる。今回の旅行の現地人ガイドも日本語学校で日本語の勉強
をし、その後自分で勉強して、ガイドの資格を取ったとの事。
観光中、学校帰りの子供たちを見かけたが、殆どの子供が
はだしで歩いていた。履物を買えないほど貧しいのです。
(8)観光地をバスで移動中、ナンバープレートを付けていない
自動車やバイクが走っているのを沢山見かけた。
ガイドの話ではそれらは登録していないので税金を払っていない。
警官につかまれば罰金を取られるとの事。
また、バイクではヘルメットの着用がルール化されたとの事だが、
実態では半数位がヘルメットを着用していない。ものすごく暑い
国なので、ヘルメットをかぶりたくない気持ちも良くわかる。
ヘルメットを着用していないで警官につかまれば罰金を
取られるとの事。
所々で、警官に捕まっているのが見られた。
ガイドの話では警官が取り締まりで得た罰金の30%位が国に行き、
70%位は警官の賄賂になるとの事です。
(9)カンボジアでは、小学生位の子供がバイクを運転したり、湖の
クルージングの手伝いの仕事をしていたりする。
カンボジアでは、バイクの運転は100CC未満の場合は免許証は
必要ないそうです。
(10)ホテルのテレビでチャンネルを回したら日本のNHKが出た。
日本と時差は2時間なので日本では8:15〜8:30に見ていた
朝ドラ「ウエルカメ」を現地で6:15〜6:30に見る事が出来た。
ニュースで北海道や日本海側で寒波が来て、大雪になり
雪かきしているニュースをカンボジアでエアコンで冷房して
いる部屋で見た。ちょっと妙な気分になった。
カンボジアもこれから何年か後に義務教育を制定するようです。
カンボジアの様子を見て、これは日本の明治時代の前の幕末の時代
が、多分このようなものだったのではないかと思いました。
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