燦々会首都圏会「‘11年秋季の会」 開催の記 by 遠藤,油谷2011/11/02 15:52

                 燦々会首都圏会「‘11年秋季の会」 開催の記

恒例の首記の会は、さわやかな秋晴れの下、渡辺清次さんの故里である神奈川県西域の海辺の地「二宮町」にて開催した。

(1)今回の会の要旨は下記の通りであった。
1 開催日:平成23年10月28日(金)
2 散策コース:JR二宮駅 → 吾妻山公園 → 懇親会場
3 懇親会:フレンチレストラン「マリークロード」
    (ランチコース、赤ワイン・ビール等約¥4,250/名でした。)
4 参加者:佐々木、保坂、油谷、吉田、渡辺、遠藤 計6名

(2)散策は渡辺さんおすすめの吾妻山公園(海抜136m)を訪ねた。
駅近くの渡辺さんの母校二宮小学校裏道を2、3分歩くと公園入口の300段の階段、そして少し平坦な散策を進み、更に100段程の階段を経て坂道を登ると、かなり広い芝生に囲まれた、頂上の展望台に着く。周囲には眺望を遮る木々や建物もなく絶好の立地だ。
雲ひとつない好天気で、北に丹沢山塊、西に富士山・箱根連峰、南西に真鶴半島・伊豆半島、南の相模湾の水平線には伊豆大島も望め、東には江の島・三浦半島が眺望でき、正に360度素晴らしい眺めを楽しめることができた。
丁度、年を越して2月には花が咲くという菜の花畑の苗の整理・選定の様子も見ることができた。

(3) 展望台をあとにして、山麓近くにある吾妻神社を参拝した。言い伝えによると、が三浦半島から房総半島に渡ろうとした際、嵐となり、夫の身代わりとして妃のが海に身を投じてこれを鎮め、妃の櫛が二宮海岸に漂着し、これを埋めて偲んだ場所を神社とし、我が妻を祀る神社つまり吾妻神社と命名したされた由。また、この神社のある山を吾妻山としたとされたとのことである。

(4) 懇親会は、地方の町の海辺の住宅街という珍しい場所にあるフレンチレストラン「マリークロード」で開催。
ここは、女性がオーナーシェフの店で、東京・六本木で美味しいとして知られていたが、10数年前に地の野菜や魚介類が入手し易いとして、二宮町に移ってきたとは聞いていた。しかし、店名が分からず探しあぐねていたところ、最近、以前に買ったグルメ雑誌を調べている中で名前が分かり、渡辺さんの生地ということもあり、急遽、ここでの開催を決めた次第である。
店は期待通りで、皆さんにも喜んでいただいたものと思っている。
但し、何故かこの10月を以って閉店になるとのこと。残念なり。

(5) 懇親会の席上、渡辺さんより故郷二宮町関し、1 町名の二宮の由来は、相模国の二之宮神社(神社名は川勾神社)が置かれたことによること。(因みに一之宮は茅ケ崎市の北、寒川町にある寒川神社で、燦々会首都圏会にて訪ねたことがある。)
2 二宮町は海岸近くまで山(吾妻山)が迫っている地形のため、海からの風が吹き抜け難いこともあり、湘南地方でも温暖の地と知られ、昔から大磯と共に、別荘地と知られていたり、ミカンの北限地と言われていること。
3 渡辺さんが子供の頃には、東海道に沿って1m位の幹の黒松がみられたこと。
4 渡辺家は、祖父が二宮・秦野の間の人力軽便鉄道の社長をしたりして、地元では知られた古い家柄であること。
等の紹介があった。

(6) 更に、二宮駅までの帰途、駅南口に建っているガラスのうさぎを抱いた防空頭巾の少女像は、終戦の10日前にあった二宮駅への機銃掃射で、東京から逃げてきた父娘が攻撃され、父親が娘の目の前で殺されるという悲劇があり、これを悼み、町の有志の浄財により平和を祈願して建てられたものとの説明が渡辺さんからあった。

(7) 今回は、二宮町のほんの一部を散策しただけであるが、徳富蘇峰記念館や曽我の兄弟の御墓の知足寺、相模国の二之宮「川勾神社」、その他幾つかの名所があり、改めて訪ねてみたい所である。
                                 (H23.10.31 写真:油谷、文責:遠藤)

                                                  相模湾を一望
 
 
                                              富士山をバックに
 
 
                             300段の階段を追い抜いていった一年生たち
 
 
                                     メインディッシュはリオン風クネル
 
 
                                        フランス料理に満ち足りて


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