燦々会首都圏会『’14年春季鎌倉三十三観音札所巡り(第五回)と懇親会』 開催の記 by 遠藤2014/08/11 06:47

    燦々会首都圏会『’14年春季鎌倉三十三観音札所巡り(第五回)と懇親会』 開催の記

今回も春季の会にしては大変遅くなりましたが、五回目の鎌倉三十三観音札所巡りを兼ねた懇親会を開催した。
これで、22個所の観音様を巡ったことになった。
毎回、観音札所巡りのプランと訪問先の寺院の紹介資料の作成を鎌倉の住人・油谷さんにやっていただいており、油谷さんには、お礼と感謝を申し上げます。

開催の結果報告は、以下の通りです。報告が大幅に遅れましたこと、お詫び申し上げます。
なお、訪問した寺院の紹介内容は、上記の通り油谷さん作成の資料に基づくものであることを申し添えさせていただきます。

1.開催内容を要点のみ下記に記述します。
(1) 開催日:平成26年5月28日(水)晴
(2) 今回の札所等の巡りコース:今回は材木座方面の7個所の観音札所を下記のルートで巡った。すなわち、鎌倉駅東口→14番札所来迎寺→15番札所向福寺→17番札所補陀落寺→19番札所蓮乗院→18番札所光明寺→20番札所千手院→16番札所九品寺→懇親会会場             
(3) 懇親会:そば処「梵蔵 自家挽工房」(九品寺の向かい側)(そばランチコース¥3,500/名、そば焼酎・ビール・日本酒等飲み物代約¥1,600/名).
(注)そば屋での開催は暫らく振りであったが、さすがに自家挽きのそば粉を使用しているため、味は上等であったように思う。そば焼酎も良し。
(4)参加者(敬称略):佐々木、杉浦*、原節、油谷、吉田宏、渡辺、遠藤 計7 *:懇親会のみの参加

2. いままでと同様に、観音様巡りのコースは油谷さんに選んでいただき、今回は三十三観音のある寺院が集まっている鎌倉南東部・材木座方面の上記7寺院を拝観した。

3. 鎌倉駅東口から徒歩で最初に訪れたのは、時宗の末寺である14番札所来迎寺(ライコウジ)で、聖観音菩薩(子育て観音)を拝観した。時宗の総本山は藤沢市の遊行寺(正式名は清浄光寺)である。この寺には、頼朝を助けたことで有名な三浦大介(横須賀市衣笠城主)の墓(五輪塔)がある。
鎌倉市内には、別に同名の来迎寺という寺が西御門という所にあり、間違い易い。ここも三十三観音の一つが祀られており、いずれ拝観に訪れる予定である。

4. 二番目に訪問したのは、同じく時宗本山遊行寺の末寺15番札所向福寺で、ここにある聖観世音菩薩を拝観した。
ここを開山した一向上人は、時宗開祖・一遍上人同様遊行を行ったので一向宗とも云われ、混同され易いが、実際は別である。
この寺は、小さな寺のせいか、案内の小さな看板が一枚あるだけで、判り難い所にある。たまたま、同じ観音様巡りをされていた鎌倉の市民の方に出会ったが、この方も同じく場所が判り難かった感じたらしく、市の観光課に案内看板を設置するよう申し入れたいと云ってい
た。また、その方の話では三浦半島にも「三浦三十三観音札所」があるとのことである。機
会があったら、こちらも巡ってみたいと思った次第。

5. 次に、海の方に向かい補陀落時を訪ねた。ここは、三十三観音の17番札所で、十一面観音菩薩像が祀られている。
開基は頼朝で、開山は文覚上人と伝えられている。
文覚上人は北面の武士であったが、同僚の妻に横恋慕して、誤って殺してしまって、出家したとのこと。
出家後も荒法師として多くの逸話があり、頼朝に源氏の旗揚げを勧めたと云われている。
平家総大将・平宗盛が最後まで所有していた赤旗一流しを頼朝がこの寺に奉納したとも伝えられており、この旗が今も残されているとのこと。

6. 道順に従い、次は20番札所千手院を訪ねたが、女性の拝観者が多いため後回しにすることとし、近くの十一面観音菩薩が祀られている19番札所の連乗院を訪ねた。
ここは、浄土宗大本山光明寺の支院で、境内の海側に隣接した所にある。もともとは、光明寺より古く、鎌倉市の佐助という所にあったが、現在地に移ってきて、支院となったとのこと。
光明寺の新しい住職は一旦この寺に入ってから入山することになったいるとのことである。

7. 次いで、隣にある浄土宗の18番札所光明寺の如意輪観音菩薩を拝観した。
この寺は浄土宗大本山(浄土宗総本山は知恩院)と称するだけあって、大寺院である。
本堂は大規模で、回廊があり、ここから眺められる枯山水の庭は小さいが美しいことで有
名である。
本堂と開山堂を結ぶ廊下から眺められる蓮池は、大賀博士の古代蓮で知られているとのこ
と。
2階には多数の仏像が祀られている山門も荘大で、見事である。
内山さんの開催案内の返信メールには、ここの精進料理を嗜んだことがある旨の記述があ
った。
2名以上であれば、昼食の予約も予約できるようである。

8. 拝観者が多くて後回しにした20番札所千手院は光明寺の塔頭の一つで、名前の通り千手観世音菩薩が祀られている。ここは光明寺の寺僧寮であったと伝えられており、山側にある小さ目の寺である。

9.今回の最後の拝観個所は、16番札所九品寺(クホンジ)で、ここには聖観音菩薩が祀られている。
ここは新田義貞が建立した寺で、義貞が鎌倉攻めを行った時の本陣を構えた所であるとのことで、由緒がある寺である。
千手院から九品寺に向かう途中で、鎌倉の海を眺めるため、材木座海岸に立ち寄った。

10. 懇親会:自家製手打ちそば「梵蔵(ぼんぞう)」
店で粉を挽いている本物の蕎麦は逸品だった。お奨めは蕎麦湯割のそば焼酎。

11.参加者(敬称略):杉浦(懇親会のみ)、遠藤、原、佐々木、吉田、渡辺、油谷 計7名  注)杉浦*:懇親会のみの参加
 
                                以上
               (H26.8.9 文責:遠藤, 写真:油谷)
                                 (H26.12.31 10,11を油谷追記)



梵蔵にて

光明寺本堂

光明寺蓮池

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