燦々会首都圏会『’12年秋季鎌倉三十三観音札所巡り(第三回)と 懇親会(兼忘年会)』開催の記 by 遠藤2012/12/28 11:50

燦々会首都圏会『’12年秋季鎌倉三十三観音札所巡り(第三回)と
懇親会(兼忘年会)』開催の記


恒例の秋季の燦々会首都圏会の開催をしなければと思っているうちに、月日が矢のように過ぎ去り、11月に入っての開催の案内となってしまいました。
ということで、開催日までの日数が少なく、今回は少数の出席者となり、申し訳なく思っております。
今回も、三回目の鎌倉三十三観音様巡りといことで、地元の油谷さんには事前現地調査、関係資料の作成、そして現地案内と大変なご面倒をお掛け致しましたが、本当にありがとうございました。
以下に開催結果の要点を報告致します。
 
1. 開催内容の要旨は下記の通り。
(1) 開催日:平成24年11月28日(水)曇時々晴
(2) 今回の札所等の巡りコース:JR北鎌倉駅→建長寺受付→27番札所建長寺塔頭「妙高院」→「」(栢槙という槇の一種?の古木群)→建長寺「仏殿」→28番札所建長寺「法堂」→29番札所建長寺塔頭「龍峰院」→建長寺塔頭「天源院」→建長寺方丈(龍王殿)背後の「庭園」→懇親会会場「」             
(3) 懇親会(兼忘年会):北鎌倉・光照寺の近くの懐石・懐石料理「」(懐石料理ランチコース¥3,500/名、飲み物代約¥2,065/名であった。
インターネット・食べログ「北鎌倉のランチの店」ではNO.1にランクされているので、味は上等の部類であった。建物は二階建てで、以前は松竹・大船撮影所の女優の寮であったとのこと。)
(4) 参加者:佐々木、原節、油谷、吉田宏、遠藤 計5名
 
2. 今回は禅宗(臨済宗)鎌倉五山第一位「建長寺」の境内にある三個所の観音様をメインに、上記1.(2)のコースを巡った。
建長寺は北条時頼が建長5年(1253年)に建立した臨済宗建長寺派大本山という大寺で、国宝や国指定重要文化財の物件が7個所と名勝史跡が2個所あるお寺とのことである。当日受付で入手したパンフレットによると、この外に、塔頭が12個所あるとのことである。また「」という汁物の精進料理の発祥の地でも有名である。
 
3. 最初に訪れたのは、建長寺の受付の裏手にある塔頭で27番札所「妙高院」であったが、現 在改修中のため、祀られている「聖観音菩薩」は窓越しにしか拝顔できなかった。
 
4. 次に訪れたのは、名勝史跡に指定されている「栢槇」という槇の一種かと思うのであるが古 木が7本ほど植栽されている所である。
これらは建長寺「仏殿」の参道の両側に植えられており、歴史を感じさせる古木群であった。
 
5. 建長寺「仏殿」は国重要文化財指定の建造物で、建長寺本尊「地蔵菩薩」が安置されてり、法要を行うお堂とのことである。
 建物は芝・増上寺にあった徳川二代目将軍・秀忠の夫人・の方の霊屋を移築したものとのことである。
6.「仏殿」の背後にあるのが、28番札所建長寺「」で、千手観音菩薩が祀られている。
文化11年(1814年)に再建され、木造建築物では関東最大のものでり、国指定重要文化財指定の建造物である。
2003年横河電機が寄進した小泉淳作画伯の手になる「龍雲図」という天井画があることでも有名である。
 
7.29番札所「龍峰院」も建長寺塔頭の一つで、外部からは見えなくするため周囲が高い塀で 囲まれており、一般の人は入れない。ここにも聖観音菩薩が祀られており、ご朱印帳に記帳 して欲しい人は、¥300を払うことにより入場が許される札所である。
弊遠藤が記念として、訪問札所すべてで記帳してもらうことを予定しているため、ここでも 記帳していただくため、境内に入らせていただいた。
この境内には、複数のお墓があり、また小振りながら紅葉の木が何本かお堂への参道の両側 に植えてあり、非常に美しい境内であった。
この寺院の外側の周辺にも何本かの紅葉があり、丁度見頃であった。
 
8.更に奥にある塔頭の「天源院」の入口まで行き、戻る途中にある方丈(龍王堂)背後にある名勝史跡指定の庭園に立ち寄った。
 庭園の中央部には「池」と称する池が配置され、典型的な禅寺のお庭とのことである。
方丈の廊下にはベンチが置かれており、しばしの間庭園を眺めてきた次第。
 
建長寺には、国宝として「梵鐘」(1255年建立)および「開山者・蘭渓道隆像の絹本絵」があり、 重要文化財としては、上記の建造物の外に「開基・北条時頼座像」の木彫もあるとのことである。
機会があれば、一日かけて建長寺の建造物や宝物をゆっくり拝観してみたいものである。
                                           (H24.12.26 文責:遠藤,写真:油谷)

                                         玄董庵前にて

                                           国宝の梵鐘

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://yabu.asablo.jp/blog/2012/12/28/6673054/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。