燦々会首都圏会『’13年春季鎌倉三十三観音札所巡り(第四回)と 懇親会』開催の記 by 遠藤,油谷 ― 2013/07/07 13:49
春季の会にしては少々遅くなりましたが、四回目の鎌倉三十三観音札所巡りを兼ねた懇親会を開催した。
今回も、観音札所巡りのプランと訪問先の寺院の紹介資料の作成は鎌倉の住人・油谷さんにお願いした。
油谷さん、ありがとうございました。
開催の結果報告も、大変遅れましたが以下の通りです。ご一読いただければ幸甚です。
なお、訪問した寺院の紹介内容は、上記油谷さん作成の資料に基づくものであることを申し添えさせていただきます。
1.開催内容を要点のみ下記に記述します。
(1) 開催日:平成25年6月5日(水)晴
(2) 今回の札所等の巡りコース:江ノ電長谷駅→23番札所高徳院→4番札所長谷寺→21番札所成就院→22番札所極楽寺→懇親会会場
(3) 懇親会:稲村ケ崎海岸に面した「イタリアン タベルナ ロンデイーノ
(4) (ランチコース¥3,150/名、飲み物代約¥1,850/名)開催した。ここは味はかなりハイレベルな店ということで、過去に二回開催したことのある所である。
(4)参加者(敬称略):保坂*、松本、山上、油谷、吉田宏、渡辺、遠藤 計7明 注)保坂*:懇親会のみの参加
2. 今回の観音様巡りは鎌倉南西部の上記4寺院を油谷さんに選んでいただいた。
3. 最初に訪れたのは鎌倉の大仏(または長谷の大仏)として知られている高徳院(正式には浄土宗・大黒山高徳院寺)である。
大仏の胎内を拝観した後、裏手にあって23番聖観音菩薩が安置されているという観月堂を
拝観した。
観月堂は14世紀に朝鮮王宮内に創建され、大正13年に東京目黒に移築された後、高徳院に移されたお堂とのことでる。H22年11月にオバマ大統領が来日した際、少年時代にここを訪れて食したらしい思い出があるということで、再び訪問し、抹茶アイスを食べたということで話題になった所でもある。なお、この寺院のご本尊である大仏阿弥陀如来は国宝に指定されている。
4. 次に訪問したのは、H23年7月にも燦々会首都圏会のメンバーで行ったことのある長谷寺(正式名称は浄土宗 海光山慈照院長谷寺)であるが、ここには4番札所十一観世音菩薩(高さ9.18m、木造仏像では日本一の大きさ)がご本尊として祀られている。
また、ここは鎌倉のアジサイ寺の一つで、急坂を登った境内奥の傾斜地にアジサイが植栽されているが、時間の都合で見学は省略した。その代わり、境内入口近くにある経路がU字状の洞窟に入り、内部壁面に創出されている弁財天を拝観した。
この寺は、杉本寺と共に、鎌倉では最古の寺と云われ、開創は736年とのことである。
更に、境内は海に面した傾斜地にあり、高台から鎌倉の海を一望できる見晴台あることでも有名である。
海を背にした参道沿いにアジサイが植栽されていて、花が咲き始めていた。
ここには、21番札所聖観音菩薩が祀られているが、寺のご住職が6月1ヶ月間は不在とのことで、御朱印を記帳していただけなかったので、後日再訪することにした。
この寺に並行して、鎌倉7切通しの一つである極楽寺坂(当時は寺の境内と同じレベルにあった由)があるが、今から680年前に新田義貞が鎌倉中心部に攻め込もうとしたが、抵抗が激しくて攻め落とすことができず、後退して海側の稲村ケ崎に廻り、干潮時に攻め入ったという有名な故事の舞台になった所でも有名である。
6. また、近くに極楽寺坂の名前の由来となった、極楽寺があり、訪問した。正式名称は真言律
宗 感応院極楽寺と云う。
ここには、22番札所如意輪観世音菩薩が境内の小さなお堂に安置されている。
この寺は鎌倉時代は七堂伽藍四十九院を備えた大寺院であったが、新田義貞に攻め入れられて焼かれたり、更に天災や火災に遭ったりして、現在の少規模な寺院なってしまったとのことである。
4月8日花まつりが賑やかに開催されることで有名とのことである。
7. 最後に油谷さん撮影してもらった今回の懇親会で味わった料理の写真等を添付させていただきました。
前菜盛り合わせ
プリモ.しらすのパスタ
プリモ.魚介のスパゲティ
セコンドメカジキのソティ
セコンド.と鮮魚のオーブン焼き
セコンド.和牛のバルサミコ煮込み
デザート
満ち足りた笑顔 (クリックすると拡大)
タベルナ.ロンディーノ (クリックすると拡大)
後記 遠藤兄のメールから転載:
油谷さんに撮っていただいた懇親会で食した料理等も併せて拝送致しますので、これらも一緒に掲載下さい。
これらの料理を全員が食したのではありません。前菜とデザート以外は各自がスパゲテイ一品、セコンド料理一品を嗜みました。念のため。
燦々会首都圏会『’12年秋季鎌倉三十三観音札所巡り(第三回)と 懇親会(兼忘年会)』開催の記 by 遠藤 ― 2012/12/28 11:50
懇親会(兼忘年会)』開催の記
恒例の秋季の燦々会首都圏会の開催をしなければと思っているうちに、月日が矢のように過ぎ去り、11月に入っての開催の案内となってしまいました。
ということで、開催日までの日数が少なく、今回は少数の出席者となり、申し訳なく思っております。
今回も、三回目の鎌倉三十三観音様巡りといことで、地元の油谷さんには事前現地調査、関係資料の作成、そして現地案内と大変なご面倒をお掛け致しましたが、本当にありがとうございました。
以下に開催結果の要点を報告致します。
1. 開催内容の要旨は下記の通り。
(1) 開催日:平成24年11月28日(水)曇時々晴
(2) 今回の札所等の巡りコース:JR北鎌倉駅→建長寺受付→27番札所建長寺塔頭「妙高院」→「」(栢槙という槇の一種?の古木群)→建長寺「仏殿」→28番札所建長寺「法堂」→29番札所建長寺塔頭「龍峰院」→建長寺塔頭「天源院」→建長寺方丈(龍王殿)背後の「庭園」→懇親会会場「」
(3) 懇親会(兼忘年会):北鎌倉・光照寺の近くの懐石・懐石料理「」(懐石料理ランチコース¥3,500/名、飲み物代約¥2,065/名であった。
インターネット・食べログ「北鎌倉のランチの店」ではNO.1にランクされているので、味は上等の部類であった。建物は二階建てで、以前は松竹・大船撮影所の女優の寮であったとのこと。)
(4) 参加者:佐々木、原節、油谷、吉田宏、遠藤 計5名
2. 今回は禅宗(臨済宗)鎌倉五山第一位「建長寺」の境内にある三個所の観音様をメインに、上記1.(2)のコースを巡った。
建長寺は北条時頼が建長5年(1253年)に建立した臨済宗建長寺派大本山という大寺で、国宝や国指定重要文化財の物件が7個所と名勝史跡が2個所あるお寺とのことである。当日受付で入手したパンフレットによると、この外に、塔頭が12個所あるとのことである。また「」という汁物の精進料理の発祥の地でも有名である。
3. 最初に訪れたのは、建長寺の受付の裏手にある塔頭で27番札所「妙高院」であったが、現 在改修中のため、祀られている「聖観音菩薩」は窓越しにしか拝顔できなかった。
4. 次に訪れたのは、名勝史跡に指定されている「栢槇」という槇の一種かと思うのであるが古 木が7本ほど植栽されている所である。
これらは建長寺「仏殿」の参道の両側に植えられており、歴史を感じさせる古木群であった。
5. 建長寺「仏殿」は国重要文化財指定の建造物で、建長寺本尊「地蔵菩薩」が安置されてり、法要を行うお堂とのことである。
建物は芝・増上寺にあった徳川二代目将軍・秀忠の夫人・の方の霊屋を移築したものとのことである。
6.「仏殿」の背後にあるのが、28番札所建長寺「」で、千手観音菩薩が祀られている。
文化11年(1814年)に再建され、木造建築物では関東最大のものでり、国指定重要文化財指定の建造物である。
2003年横河電機が寄進した小泉淳作画伯の手になる「龍雲図」という天井画があることでも有名である。
7.29番札所「龍峰院」も建長寺塔頭の一つで、外部からは見えなくするため周囲が高い塀で 囲まれており、一般の人は入れない。ここにも聖観音菩薩が祀られており、ご朱印帳に記帳 して欲しい人は、¥300を払うことにより入場が許される札所である。
弊遠藤が記念として、訪問札所すべてで記帳してもらうことを予定しているため、ここでも 記帳していただくため、境内に入らせていただいた。
この境内には、複数のお墓があり、また小振りながら紅葉の木が何本かお堂への参道の両側 に植えてあり、非常に美しい境内であった。
この寺院の外側の周辺にも何本かの紅葉があり、丁度見頃であった。
8.更に奥にある塔頭の「天源院」の入口まで行き、戻る途中にある方丈(龍王堂)背後にある名勝史跡指定の庭園に立ち寄った。
庭園の中央部には「池」と称する池が配置され、典型的な禅寺のお庭とのことである。
方丈の廊下にはベンチが置かれており、しばしの間庭園を眺めてきた次第。
建長寺には、国宝として「梵鐘」(1255年建立)および「開山者・蘭渓道隆像の絹本絵」があり、 重要文化財としては、上記の建造物の外に「開基・北条時頼座像」の木彫もあるとのことである。
機会があれば、一日かけて建長寺の建造物や宝物をゆっくり拝観してみたいものである。
(H24.12.26 文責:遠藤,写真:油谷)
燦々会首都圏会『’12年春季鎌倉三十三観音札所巡り(第二回)と懇親会』開催の記 by 遠藤 ― 2012/04/10 13:36
今冬は寒さが厳しかったため、4月に入っても遅咲きの梅の花が残る中、桜の花もほころび掛けるという過去にもそうは無かった時期に、第二回の鎌倉三十三観音札所巡りとして、北鎌倉駅周辺の4個所の寺院を巡り、会席料理ランチコース楽しむ懇親会を開催した。
ただし、今回は季節の所為か、酔いが少々回った所為か、記念写真の撮影は失念した。
1. 開催内容の要旨は下記の通り。
(1) 開催日:平成24年4月4日(水)
(2) 今回の札所巡りコース:JR北鎌倉駅→33番札所円覚寺内「佛日庵」→30番札所「明月院」→31番札所「浄智寺」→32番札所「東慶寺」
(3) 懇親会:北鎌倉駅前の小さな店の懐石・懐石料理「茶寮 円」(懐石料理ランチコース¥3,650/名、飲み物代約¥1,300/名でした。味は上等の部類であった。)
(4) 参加者:今泉、松沢、松本、山上、油谷、吉田宏、遠藤 計7名
2. 今回も、鎌倉の住人油谷さんにコースの設定いただき、更に訪問先の各寺院の解説資料を作成・配布いただくと共に案内と説明をしていただいた。
3. 最初に訪れた円覚寺には、18の塔頭があるとのことであるが、その一つが33番札所の聖観音座像が安置されている佛日庵で、境内奥の方にある。
円覚寺はさすがに大寺院で、境内は広く、今回は観音巡りが主目的のため省略したが、円覚寺が誇る目玉の国宝舎利殿と釣鐘の見学等、あらためて余裕を持って訪れててみたい所である。
4. 明月院はアジサイ寺とも称されているお寺で、アジサイの咲く時期には大勢の観光客が押し掛けることで有名な所で、その他四季折々の花を観ることができることでも、よく知られている。
この寺院は、本尊が聖観世音菩薩で、30番札所の観音様となる。
5. 浄智寺に、31番札所の木造観音菩薩がまつられているが、安置場所がわかり難い場所にある。
参道を含め、全体として古刹を感じさせてくれる寺院である。
6. 東慶寺は江戸時代には駆け込み寺とか縁切り寺とも称されてきた有名なお寺である。境内には宝蔵と称する寺院所有の宝物展示館があり、重要文化財指定の32番札所聖観音菩薩立像等幾つかの重文や縁切り文書(三下り半)等々が見学できる。
また、元東北大法学部教授で民法の権威として有名な中川善之助先生のお墓をはじめとして、有名な学者・文人のお墓があることでも知られているお寺である。
(H24.4.9 文責:遠藤)
燦々会首都圏会「‘11年鎌倉三十三観音札所巡り(第一回)と忘年会」 開催の記 by 遠藤,油谷 ― 2011/12/26 12:01
燦々会首都圏会「‘11年鎌倉三十三観音札所巡り(第一回)と忘年会」 開催の記
今回は、冬晴れの下、鎌倉三十三観音札所のうち一回目として4個所を巡り、締めの忘年会を開催した。
1. 開催結果の要旨は下記の通り。
(1)開催日:平成23年12月21日(水)
(2)今回の札所巡りコース:JR鎌倉駅 → 11番札所「延命寺→12番札所「教恩寺→13番札所「別願寺」→ 3番札所「安養院」
(3)懇親の忘年会:鎌倉駅東口近くの中国料理「山下飯店」(ランチ(¥3,000)コース、紹興酒・ビール等約¥4,800/名でした。)
(4)参加者:佐々木、原節、松沢、山上、油谷、吉田、渡辺、遠藤 計8名
2. この会の行事の参考情報を得るため、よくテレビの旅番組を視るが、先月のテレビで鎌倉に三十三観音札所があることを知り、早速、鎌倉に詳しい地元の主油谷さんと相談、勝手ながら、これら観音札所を数回に分けて巡ることにした次第。但し、年が年なので完全踏破は?が付くが目標としたい。
決め手はこの会の名称と共通している「三 三」にある。 ということで、いつも記念写真をお願いしている油谷さんに、33か所のプランも立てていただくことにした。
3. 今回が初回ということで、先ず、油谷さんから仏像の「如来」、「菩薩」、「観音」についての解説があった。(これらの詳細を知りたい方はインターネットで検索下さい。)
4. 最初の訪問した11番観音札所「延命寺」は、鎌倉八幡宮への参道「 若宮大路」の始まる下馬(油谷さんによると当時はここで馬を降りて八幡宮に向かう場所のためこう呼ばれたとのこと)交差点から左に入った所にあり。 この札所の観音様は聖観音と呼ぶとのこと。他に裸地蔵もあるというので期待したが、残念ながら衣を纏っており、裸は拝めず。
本堂の梁に、油谷の名前で30万円の寄進のビラが貼ってあったが、これはメンバーの油谷さんとは全く関係ないとのことであった。境内の墓地に「古狸塚」の碑があるとのことであったが、見付けられなかった。
5. 「延命寺」を出て直ぐ右にあるJR横須賀線の踏切渡り、逗子方面に向かう道路を少し行った所を左に入った細い小路の突き当たりに12番観音札所「教恩寺」がある。
観音様名はやはり聖観音で、寺は藤沢にある時宗総本山「遊行寺の末寺とか。山門の梁に掲げられている木造彫刻「十六羅漢」が有名とのこと。山門に入って直ぐ右に曲がった広葉樹の大木が二本あり、珍しい幹の木なので、境内でお墓造りの仕事をしていた石屋に木の名を訊ねたが、石屋なのでわからないとのつれない返事で、残念ながら分からず仕舞いとなった。
6. 逗子方面の道路に戻り、更に300mほど歩を進めると左側の道路に面して、13番観音札所「別願寺」がある。かなり小振りな寺である。観音様は美女が魚を入れた籠を持ったお姿の魚籃観音菩薩で、寺は「教恩寺」と同じ「遊行寺」の末寺とのこと。第4代足利公方(京都足利派に対し鎌倉足利派とも云うとのこと。)足利持氏の高さ3mの大型の供養塔がることで有名で、持氏は京都足利と幾度か喧嘩をしては仲直りすることを繰り返し、最後は自殺した由。
7. 直ぐ隣には、第三番観音札所「安養院」がある。観音は千手観音。頼朝の奥方「北条政子」が頼朝の冥福を祈って建てた「長楽寺が前身で、二度の焼失後、田代寺にあった千手観音を移して再建し、「祇園山安養院田代寺」が正式名としたとのこと。本堂裏に重要文化財指定の「宝篋印塔」があり、斜め向かいには北条政子の供養塔がある。また、樹齢700といわれる槇の大木、そして鎌倉で最大のツツジの木があるのでも有名とのこと。 墓地はすこし離れて立地しているが、映画の黒沢 明監督の墓があるとのことである。
8. 以上各札所の来歴や史跡等はすべては油谷さんの受け売りである。乞うご容赦を。
9. 忘年会は、¥3,000/名の「ちょっとグルメ!ランチコース」があるというので中国料理山下飯店にて開催し、1年の締め括りとした。
なお、鎌倉三十三観音札所巡りの来年のスケジュールは春、秋、忘年会の3回とし、先ず春は北鎌倉中心に巡ることにしたが、乞う多数の方々の参加を。
(H23.12.26 写真:油谷、文責:遠藤)
安養院前にて
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