好漢新井君を想う by 藤井2010/04/22 16:25

好漢新井君を想う

藤井 郁雄

学生時代には、新井君はア行私はハ行ですから実験等でご一緒することもなく、イケメンの明るいスポーツマンの印象をもっての卒業でした。私は中部電力に入社し、昭和35年7月から本店へ転勤する40年6月まで岐阜支店に勤務しましたが、当時岐阜市には柳ケ瀬と言う歓楽街があり、名古屋からタクシーを飛ばしても安く遊べるとの噂でした。その柳ケ瀬の一画に千代野というB級居酒屋があり、熊本と宮崎の県境出身の姉妹(姉は10歳位上、妹は同じ位)でやり繰りするこじんまりした品の良い店で、私は月に2~3回通う常連でした。38年か39年頃、会社の帰りに千代野に顔を出したところ、会社の上司同僚と意気軒高の東北弁混じりの耳にしたことのある甲高い声?新井君でした。川重は岐阜市から20キロ位の各務原市に在り、毎週末顔を出していた様子、その後2回ほど同席しましたが、双方会社の同僚と一緒でしたので挨拶程度、二人でいずれやろう!と約束して私は名古屋へ転勤。そして、音沙汰なしで過ぎ42年に千代野に顔を出したところ、新井君が1か月前に急逝されたと知らされたのです。姉妹は仙台の葬儀に出席されたとのこと、新井君の人柄が偲ばれ心温まるお酒を頂いたことを思い出す。

コメント

_ 今泉 ― 2010/04/24 09:42

藤井様
「好漢新井君を想う」を読みました。
前述の「新井秀雄追悼文集」の中に、千代野らしき居酒屋が何回か登場していました。 その店のオーナーらしき姉妹がいて、その妹が追悼文を書いていました。新井君に心酔していたような大変好意的な感じで想い出を綴っていました。
真瀬さんが貴兄の文章を燦々会のページに掲載してくれたので新井君も喜んで
いると思います。

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